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システムトレードとは
株式取引には様々な投資スタイルがあります。分析から注文、決済にいたるすべてを自分の手で行う投資家ももちろん多く存在します。
しかし、投資だけで生計を立てていればそれでも良いものの、日中仕事を持っているような人は一日のすべての時間を投資のために費やすわけにもいきません。そんな投資家にお勧めできる投資スタイルが「システムトレード」です。
システムトレードとは、その名のとおり投資を行うために構築されたシステムを利用する投資法です。
パソコンにシステムを組み込んで行う投資のため「メカニカルトレード」と呼ぶ方が適切ともいえますが、一般的にはシステムトレードといわれることの方が多いようです。
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システムトレードは株式取引だけに限らず、先物取引やFX取引でも行われる投資法で、投資家があらかじめ定めた取引条件に基づいてプログラムを組み、実際に投資をして利益をあげられるかどうかを検証するテストを繰返し、プログラムを調整していきます。
システム設計というとプログラマーの知識がないととてもできない高度な投資法のように思われがちですが、帳票などを作成するために多くの人が使用するエクセルでも投資システムを作ることができます。
システムのレベルに関わらずシステムトレードで着実に利益をあげられる仕組みを構築するには、一旦設定したプログラムをある程度の期間変更せずに実行し、検証データを積み重ねていくことが重要です。
システムトレードは、過去の投資データに基づくため信頼性の高いものですが、充分なデータさえそろえば万能かというとそうとはいえません。
プログラムで指示された通りに取引が実行されない場合もあり、売買取引の手前までを自動で実行し、実際の取引は手動にしている投資家もいます。
システムトレードのメリット
システムトレードで得られるメリットは、なんといっても機械で自動的に取引が行われるため、欲などの感情が邪魔して損失を負うという失敗がないことでしょう。
手動ですべての取引をしていると、自分が保有している銘柄に予測していなかった動きがみられる場合、すぐに行動を起こせるとは限りません。
「もう少し待てば持ち直すかもしれない」という思いが働いて損切りのタイミングを逃してしまい、短時間のうちに大きな損失を負う結果になってしまった…というケースは、特に投資を始めたばかりの初心者にありがちな失敗としてよく聞くものです。システムトレードではこうした人間的な感情が一切入り込まず、プログラムに従って取引が実行されるため、欲がからんだ失敗がありません。
決済に限らず、銘柄の選定にしても、同じようにシステムトレードの方が有益といえます。「最近この企業の商品は評判がいいみたいだから株価も上がるだろう」「どの銘柄がいいかよくわからないから、とりあえず知名度の高い大企業の銘柄を買ってみよう」など、投資家自身の勘やイメージで銘柄を選定し、取引を行うことを「裁量取引」といいます。
豊富な投資経験を持つ投資家であれば裁量取引でも利益をあげることができますが、経験の浅い初心者が勘や確かな根拠のないにわか仕込の分析で取引を行うことは大きな損失を負う恐れがありお勧めできるものではありません。
一方、こうした人間の感情を排除した取引を行うシステムトレードは「非裁量取引」と呼ばれます。あらかじめプログラムに組み込まれた取引のルールに忠実に従って銘柄の購入や売買を行っていくため、初心者であってもシステムのルールを変更さえしなければ一定条件の下に取引を行うことができます。
直感で投資判断をする投資スタイルは充分な経験を積むまでは控え、投資ノウハウの基盤をしっかりと身につけるまではシステムトレードの方が大切な資産を守ることができる可能性が高いといえるでしょう。
システムトレードを有利に進める銘柄選定法
システムトレードで株取引をはじめとする投資で着実に収益をあげるために最も重要といえることは、取引をする銘柄の選定を見誤らないことです。
システムトレードで投資を行う場合、市場での価値が着実に上がる銘柄をしっかりと見極めることができれば、あとは過去の取引データに基づいた信頼性の高いルールに則って取引を進めることができるため、短期のうちに資産が底をついて撤退…という事態は起こりにくく、長期に渡って資産運用することができるのです。
とはいえ、株式上場している企業の銘柄数は数千単位にも上ります。いくら投資経験が豊富な投資家といえども、この中から毎回市場での相場が上がる銘柄を的中させることはとても難しいことです。
そんな時に効率的に銘柄選定ができる方法としてお勧めできるのが「スクリーニング」という銘柄検索です。スクリーニングによる銘柄選定とシステムトレードとを組み合わせれば、有益な投資を行うことができる可能性が高まります。
そして、スクリーニングを行う際の基盤となるのが「テクニカル分析」です。
テクニカル分析とは、株式を発行している企業の財務状況や業績データ、過去の株価の動きなどのデータを基に未来の株価の動向を予想するものです。
テクニカル分析を基に、予想利益や株価など、今後伸びをみせそうな銘柄選定の条件を設定し、その条件に合致する銘柄を検索するスクリーニング機能を活用すれば、膨大な数の銘柄の中から上昇気流にのる確率の高い銘柄を効率的に見つけ出すことができます。システムトレードのメリットを最大限に引き出した投資を行うには、こうした優位性の高いデータによって銘柄を選ぶことも重要なのです。